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スマホと学生の関係性
今やスマートフォンは、年齢や性別を問わず、様々な世界とつながるためには欠かせないインターフェイスとなっています。もちろん、インターネット教育が遅れている日本にとっても今や日常生活には欠かせないものです。
しかしながら、IT教育、マナーをどのように並行して行っていくかと言うことが議論されていない中では、スマホを高校生が持つことに対してまだまだ課題があると言っても過言ではないでしょう。
実際に高校生までは学校に持ち込むことを禁止していることがあったり、様々な場面で制限をかけられていることも事実です。
所有率で考えると、非常にスマートフォンの高校生における高さは際立っていますが、どのようなメリットやデメリットがあるのかを具体的に挙げていきたいと思います。
高校生がスマホを持つことのメリット
まずはスマートフォンを持つことのメリットです。なんといっても、様々な情報収集を行ったり、自分自身の知識の幅を広げていく、さらには未知の世界に知識を広げるためのツールとしては、間違いなく必要でメリットがあると言えるでしょう。
例えば、どのような場面においても、自分自身が単なる記憶だけではなく、考えることを優先する必要がある場合に、スマートフォンを活用して情報だけは単純に収集することが可能になります。そして、情報収集よりも、自分自身が考えること、課題を抽出することなどに集中することができれば、後々ビジネスマンとして成長していくためには、プラスに働くと言えるのではないでしょうか。もちろん、並行して、学校の授業や受験等の中で情報を得ることを、記憶することなども並行することが必要となります。だからこそ、スマートフォンを受験や試験に持ち込むことが禁じられているわけです。
そして、スマートフォンを活用することの最も大きなメリット、それはコミニケーションツールとしての活用方法です。様々な方々とスマートフォンを通じてつながること、SNSを通じて発信すること、ここから1人の社会人としての第一歩が始まると言っても過言ではないでしょう。自分自身のアイデンティティーをスマートフォンを通じて確立することができれば、一人ひとりの成長にもつながるといえます。
結局、社会人になってからも、現在ではSNSをつうじたコミニケーションが必須であり、どのようなコミニケーションをとることができるのかは、高校生の頃から養っていくことによって大きなメリットになってくると言えるでしょう。グローバルでもつながることができるので、場合によってはグローバル感覚を磨くことにもつながるといえます。
高校生がスマホを持つことのデメリット
次に高校生がスマートフォンを持つことのデメリットです。冒頭で申し上げた通り、なんといってもIT教育やコミニケーション能力が確立されていない中で、スマートフォンを持つことによって、SNSによるいじめがあったり、アダルトサイト、場合によっては詐欺に会うといった被害が後を絶たないのが実態です。
小学生等にスマートフォンを持たせるのであれば、制限をかけるなど様々な対策もできますが、ほぼ大人と見なされているの高校生に対して制限をかける事は非常に難しいと思います。もちろん、学校で利用するタブレット端末等に対してサイト制限をかけるなどは当たり前のことかもしれませんが。
現在の社会問題とも言われている、SNSのあり方。ここには大きく高校生のような若年層が関わっているといえます。わかりやすく言うと、SNSは匿名性が高いためにいじめの温床になりやすく、相当な犯罪にでもならなければ、個人情報の観点から犯人や加害者を突き止めることが非常に難しいのです。被害者については泣き寝入りをすることしかできず、これからも大きな課題となっていくことでしょう。
また、スマートフォンによる金銭詐欺、様々なだまし討ちによって被害を被る場合もあります。スマートフォンを利用する高校生が、自分自身の身分を偽って、大人として利用することができるだけに、このような被害は、後を絶たないのも致し方ない状況です。
高校生自身の自覚が重要
このように、高校生がスマートフォンを持つ事は、大きなメリットとデメリットが伴う事は言うまでもありません。
IT教育、SNSに対する注意については、学校教育だけではなく、家庭や地域でも同じように責任を持って行うことが、健全な社会を築くためには重要なことになってくると思います。そして何よりも、高校生自身の自覚が重要なポイントになってくるでしょう。
スマートフォンは、利用方法によっては両刃の剣と言えるので、それぞれが意識を持って利用することが重要になってくると思います。